本の中には何もないのだ
本を読むのをやめられない
赤ちゃんの時からペロペロと紙をめくり遊んでいたという私は、紙をめくる行為自体が好きだ
そういや印刷業をしていた時も紙を数える作業が好きだった
読書はいいことじゃないか、なんでやめるんだと思われるかもしれないが、人生を深く考え込んでしまう私はつい本の中に答えを探してしまう
人生なんてアタマで考えて答えが出るようなもんでもないんだから、知識に頼ったってねぇ
そうわかっちゃいるけれど、仕事が終われば惰性で図書館に入り本を漁ってしまう
飢えに苦しみ必死で情報を貪る私は、まるで自分というホームを失くしたホームレスのようだ
世界のどこかに自分の「納得」があると信じたいんだろう
でも本を1000冊読んでもつぎはぎだらけの不格好な知識の鎧が増えていき、ますます生きづらくなっていくだけ
生活の中で言われた何気ない一言こそが、分厚い自分の殻をバキバキに壊してくれたりする
求めているものは血眼になって探している間は見つからないけれど、ふと気がゆるんだ時にこそパッと見つかるものだ
とりあえず読む本のジャンル変えたら?とアドバイスいただいたから、美術や工芸の本を読むようにすることから始めた
元々美大出の超感覚人間なので、アタマでなく肌や心の感覚を取り戻していきたい
肉体や心を剥いたその先の魂の中に、すでに答えが携えられていると感じている
…真面目に書きすぎて文章がカタイ
ブログに取り組むなんて10年ぶりだから、ふわ〜っと書けるよう楽しんでいくわ〜